子育てをしていたら、親の体調のすぐれない日、疲れて一緒に遊ぶ元気のない日…誰しもありますよね? そんな時でも子どもは元気いっぱい! そこで今回は、””親の体力を温存しながら、子どもの体力をしっかり消耗させる正攻法””を、現役保育士・経験10年超のみらいがご紹介します!
突然ですが、体育の授業1時間と、受験直前の勉強1時間どちらが疲れますか?
本気で集中して勉強をすると、意外にも「勉強の方がクタクタになる…」という経験、あるのではないでしょうか?
それは、脳をたくさん使うことで、体力も消耗しているからなんです。
実はこれ、子どもにも当てはまります。
脳をしっかり働かせる遊びを取り入れることで、親が走り回らなくても子どものエネルギーをしっかり使わせることができるんです。
しかも、体力を使うだけじゃなく、
・考える力・集中力・想像力
まで育まれる、一石三鳥の方法!
まさに「親は省エネ、子どもは前向きに疲れる」理想的な体力消耗作戦です!

寒い冬や真夏の炎天下、外に出て遊ぶのがつらい時期ってありますよね。
そんなときに「無理して外へ連れ出さなきゃ…」と思う必要はありません。
発想をちょっと変えて、家の中で“脳をフル回転させる遊び”を取り入れてみましょう。
頭を使う遊びは、体を動かさなくてもしっかりエネルギーを消費しますし、何より子どもの集中力や思考力も育ちます。
ここでは、親の体力を温存しつつ、子どもの満足度が高いおすすめの遊びをご紹介します!
たとえばこんな遊びがオススメです👇
- レゴやブロック
- ごっこ遊び(なりきり遊び)
- 工作、お絵描き、シール遊び…などなど!
◎レゴ・ブロック
レゴやブロックは、集中すれば何時間でも夢中になれる遊びのひとつ。
完成した作品を「すごいね!」「これは何?」と聞いたり、飾ってあげたりすると、子どもの満足度も更にアップします。
◎ごっこ遊び
なりきり要素のあるごっこ遊びは、イメージを膨らませる力や想像力を引き出してくれます。
マックごっこ、お医者さんごっこ、保育園ごっこ、31(サーティーワン)ごっこなど、アイデアは無限大!
100円ショップなどで小物をそろえるとリーズナブルに、遊びがより本格的になり、子どもも大喜びです♪
(※ちなみに私自身、幼少期に積み木で”パン屋さんごっこ”に熱中し、ついにはトースターでパンに見立てた積み木を焼いて、親に怒られた思い出があります…笑)
工作遊びは、イメージがどんどん膨らむ子どもに特におすすめです。
空き箱や紙コップ、マスキングテープなどを使って、子どもが頭の中で描いたものを形にしていく遊びは、脳の刺激にもなります。
注意点としては、大人が主導しすぎないこと。
例えば、子どもからの「どうやったらタイヤがくっつくかなー?」という問いかけをきっかけに、少しだけヒントを出す程度にしておくのがベストです。
「こうやって作ったら車に見えるよ!」「タイヤはこの黒い丸のほうがいいよ」などと大人の完成イメージを押し付けると、せっかくの創造力が育ちにくくなってしまいます…。

子どもと遊ぶとき、“どんな関わり方をするか”で、成長の方向性がぐっと変わることがあります。
キーワードは【能動的な遊び】
テレビを見たり、YouTubeを流しっぱなしにするような「受動的な遊び」は、楽ではあるけれど、子どもはほとんど頭を使わず、ただ情報を受け取っているだけ。
一方、「自分で考えて、動いて、工夫して遊ぶ」ような能動的な遊びは、脳にたっぷり刺激が入り、自然と集中力や想像力も育ちます。
🔶たとえば…
「積み木をどうやって高く積もう?」
「この車、もっと速く走らせるにはどうしたらいい?」
「ママに見せるプレゼント作りたいな、どうしよう?」
こんな風に、遊びの中で自分で問いを立てて、自分なりに試行錯誤していく経験が、子どもの“考える力”をぐんと伸ばすのです。
「この遊び、うちの子にはどうだろう?」
「ちゃんと脳が働いてるのかな?」
そんな時は、“能動的な遊びかどうか”をひとつの判断基準にしてみてください。
簡単な目安としては👇
- 子どもが自分で考えたり、工夫したりしているか?
- 与えられたものを受け取るだけの状態になっていないか?
こんなところに注目して、子どもの遊びを見てみて下さい。

能動的な遊びは、親がずっと付き添わなくても、子どもが夢中になって取り組めるのが大きなメリット。
親がしんどいときほど、“脳を働かせる遊び”で自然と体力を消耗させてあげましょう。
子どもにとっては、遊びがそのまま学びであり、成長の原動力になります。
ぜひこの“能動的遊び”の視点を持って、家庭でもできる遊びのレパートリーを少しずつ増やしていってみてください。
子どもは元気いっぱい。でも親は「今日はちょっとしんどいな…」という日、ありますよね。
そんなときにおすすめなのが、脳をしっかり使う“能動的な遊び”
走り回らなくても、
外に出なくても、
子どもはしっかり体力を消耗しながら、考える力・集中力・想像力を育てることができます。
・親の体力は温存
・子どもはぐんぐん成長
・おうちの中でも十分楽しめる!
そんな“理想の遊び時間”を、ぜひ日常に取り入れてみてください。
ちょっとした工夫で、子育てはもっとラクに、もっと楽しくなりますよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事の感想はもちろん、
・子どものことで悩んでいる
・我が子の担任の先生には聞きづらいけど、匿名なら聞きたいこと
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