【入園前の不安を解消】保育園生活にスムーズに慣れるために今やっておくこと

生活リズムを整える

入園前の今だからこそ、少しずつ朝のタイムスケジュールを整えておくことが、4月からのスタートをぐっとラクにしてくれます。

保育園生活が始まると、朝は“戦場”のように忙しくなります。
身支度・朝ごはん(親子ともに)・持ち物チェック・連絡帳の記入(ICT入力含む)など、今までよりずっと慌ただしくなるからです。

具体的にどんなことを考えて生活を整えていくのか、このあとの章で説明します。

起床から登園までの時間に“締め切り”ができる

  • 勤務開始時刻
  • 送迎する人(両親のどちらかなのか?祖父母を頼るか?)
  • 支度にどのくらいかかるか

といったことを踏まえて、ざっくりとでも家を出る時間を決めシュミレーションしてみて下さい。

この”出発時刻”が決まれば、”締め切り”がわかるので、あとは逆算していきます

未満児さんのノート記入

ちなみに、未満児さんの場合はノート記入(ICTの園も増えていますが)の項目が多く少し大変です。

・前日からの排便の有無   ・夜と朝食べた食事内容   ・睡眠時間 …etc 

これだけ聞く理由はそれを元に、一人ひとりの子どもの保育内容を決めていったり、体調の変化を察知するためです。

例)「〇〇ちゃんは早起きしたから、早く寝たいよね?ご飯は一番に食べよう」

例)「〇〇くんのうんちゆるいなあ、お家でもちょっとゆるかったんだ…お腹の調子が悪いのかな?」 

こんな風にノート情報を参考にしながら、保育をしています。 

ノートの記入について迷うときは、こんな記事も読んでみて下さい。

時短できるポイントを探しておこう

理想のリズムが見えてくる一方で、子どもを登園させて保護者自身も仕事に行くことを考えると「今日はなんかうまくいかない!」「思ったより時間がない!」という“想定外の朝”も、必ずやってきます。

だからこそ、入園前の今のうちに
「ここは時短できる」「ここは丁寧にやる」というメリハリのラインを見つけておくのがおすすめです。

たとえば──

  • 服にこだわりのある子なら前日に明日の服を用意、送る人が忙しい日は柔らかめの洋服で寝る日があっても◎
  • 朝ごはんは“栄養バランスより食べやすさ重視”の日があってもOK→そういう日のメニューを考えて用意しておく
  • 子どもの手伝いをする範囲を余裕のある日ver./ない日ver.で考えておく(例:余裕のある日は自分で食べさせる、ない日は口に運ぶ等)
  • 登園準備グッズは玄関そばにまとめておく
  • 髪型は2パターンくらいの“すぐできるスタイル”を決めておく
  • 親が先に用意してから、子どもを起こす

こんなことが挙げられます。

逆に、「熱がある?」「今日はなんだか様子がおかしい」というときの体調チェックや機嫌よく登園してもらうための声掛けは丁寧に。
ここは“巻かない”大事なポイントです。

全部を完璧にしようとすると、気持ちも時間もすり減ってしまいます。
あらかじめ時間を“巻けるところ”を見つけておくだけで、想定外が起きた日の朝も余裕が持てますよ。

少しずつでOK!朝の流れを“予行演習”してみよう

4月から「◯時までに家を出る!」という生活に急に変えるのは、親子ともにかなり大変です。

今のうちから、以下のようなポイントを意識してみてください。

  • 起きる時間を少しずつ早めていく
  • 朝ごはんの準備や身支度を実際に保育園行くバージョンで子どもとやってみる
  • 登園に必要な持ち物の用意や記録の記入を、実際にやってみる

生活リズムの練習は、早ければ早いほど楽になります。そしてやってみることで、「ご飯はこのくらい時間かかるな」「着替えは思ってたほどかからなかった」など実際の時間が見えてきます。

入園前に子ども保育園生活について伝える?年齢別の声かけと心の準備

保育園に入園するということは、親も大変ですが、子どもにとっても生活が一変する”一大事”です。

入園前に、「子どもに春から保育園に通うことを伝えるべきか?」と迷う方も多いと思います。
これはお子さんの年齢や性格によって対応が変わってくるポイントです。

たとえば、1歳前後の子どもには無理に伝えなくてもOKです。まだ言葉の理解も十分ではないため、「生活の変化そのものに慣れていく」ことが大切になります。

一方で、2歳以上のお子さんやお話をよく理解できる子には、月齢に合わせて簡単に伝えてあげるのがおすすめです。
ただし、少し神経質なタイプの子には、あまり詳しく話しすぎないように注意してください。かえって不安を大きくしてしまうことがあります。

また、話す際には前向きな言葉や話し方が有効です☺ 保育園、泣いちゃうかな?嫌がるかな?と不安になる親御さんも多いですが、入園直後はどのみち朝泣いてしまう子が多いもの!「きっと最初は泣く!」と、どーんと構えていて下さい。

子どもの心に合わせた“声かけ”や“距離感”を意識して、スムーズな保育園生活のスタートになるといいですね🌸

担任の先生の決まり方について気になった方はこちらも読んでみてください♪

保育園の給食に向けて|アレルギー確認と食材の幅を広げよう

保育園に低月齢(おおむね0〜1歳)で入る際、必ず”食べたことのある食材チェック”があります。
理由は、家庭で一度も食べたことのない食材は、保育園では基本的に提供できないルールがあるためです

また、食材だけでなく食形態(例:刻み食・離乳食の段階など)も、園のほうが先行することはありません。
これらはすべて、アレルギー・誤飲・誤嚥などのリスクを避けるために大切な配慮なのです。

そのため、まだ食べたことがない食材が多い子は、入園までに少しずつ食材の幅を広げておくことをおすすめします。
「食事は元気の源!」提供できる食材の種類が多いと、食事をしっかり食べることができ、午後もたくさん遊べます。

また、「家で食べたことのないものが提供されてしまった!」という誤提供も起きづらく安全性も高まります。

保育士が保育中、特に神経を使うのは「食事・睡眠・水回り」。
ご家庭と園が協力し、大切なお子さんを安全にお預かりできるよう、できそうな食材からチャレンジしてみて下さいね。

ミルクや授乳期のお子さんの入園について

ミルク(人工乳)が問題なく飲めるお子さんは、基本的にミルクを飲むということでお預かりします。”母乳(特に直母乳)しか受け付けない赤ちゃん”の場合は、入園に向けての準備が必要です。

保育園では、何も飲まず食べずの状態では脱水を起こしてしまうため、長時間の預かりは難しく、3時間が限界という場合もあります。
そのため、以下のような対応を事前に検討しておきましょう。

  • 哺乳瓶で人工乳を飲めるように練習しておく
  • 搾乳した母乳を持参できるか確認(※園によっては衛生面の理由でNGな場合あり)→OKならば哺乳瓶使用の練習
  • 授乳のたびに園に来る対応が可能かどうか、職場と園に確認する

園ごとのルールや対応は異なるので、入園前の説明や面談などで必ず現状を伝え、対応を保育士と確認しておくことが大切です。

家庭訪問

入園してすぐに家庭訪問がやってきます。家庭訪問ってどんなもの?と思った方は、ぜひこちらの記事を読んでみて下さい⬇️

慣らし保育と初めての風邪ラッシュに備えて今できる準備

保育園への入園が決まると、すぐに始まるのが「慣らし保育」。
園によって期間は異なりますが、1週間から、長いところでは1ヶ月近くかけて少しずつ預かり時間を延ばしていく場合もあります。

その間は、保護者が仕事を早退したり、勤務時間を調整したりといった配慮が必要になります。
祖父母の協力が得られるか?や夫婦での分担も含めて、入園前から段取りを話し合っておくことが大切です。

また、盲点になりがちなのが「4/1から入園式までの数日間」です。
多くの園では、入園式当日は式が終わり次第帰宅になりますし、入園式の前は登園ができません。ここもよく園に確認して、事前に対策を考えておくと安心です。

そしてやってくる「風邪の洗礼」!

入園して間もなく、ほぼ確実に風邪をもらってきます💦
特に月齢の低いお子さんは、初の集団生活に対応できるほど強い免疫がないことや、環境の変化による疲れなどの影響から、数日以内に体調を崩すことも少なくありません。

「今は仕事抜けられず行けません!」たまにこうおっしゃる親御さんもいますが、保育園は病児保育所ではありません。
また、多くの健康な子を保育しながら、発熱等の子のお迎えを待っています。周りの子にうつさないためにも、発熱や体調不良があった場合は、保護者の方にすぐにお迎えをお願いすることになります。

そのためにも、「体調を崩したとき、どう対応するか」を家族で話し合っておきましょう。
お迎えの段取りや、病院への受診目安、在宅での看病体制を考えておくだけで、いざというとき、慌てずに対応できます。

まとめ:焦らず、少しずつ。親子で準備する保育園生活の第一歩


保育園への入園は、子どもだけでなく保護者にとっても、これまでの暮らしが大きく変わる“新しいスタート”です

朝のタイムスケジュールや準備の流れを練習したり、子どもに生活の変化を伝えるタイミングを考えたり、少しずつ、できることから始めていけば、きっと4月からの生活がスムーズになります。

もちろん、完璧を目指さなくて大丈夫です。
4月からの生活がイメージでき、親御さん自身が「だいじょうぶ、なんとかなる」と思える日々にしていくことが、子どもにとっての安心にもつながります。

保育園生活のスタートが、親子にとって笑顔あふれる毎日になりますように🌸
このブログが、そんな日々の助けになれば嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事の感想はもちろん、

・子どものことで悩んでいる

・我が子の担任の先生には聞きづらいけど、匿名なら聞きたいこと

などありましたら、コメントやお問い合わせメッセージを遠慮なくお寄せ下さい♪

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