【保護者向け】保育園の連絡ノートは何を書く?保育士歴10年のリアルなお願い

  • 連絡ノートってめんどうだな
  • どういうこと書けばいいの?
  • こんなこと書いて先生の迷惑になったら嫌だなあ…

保育園の連絡ノート。

どんなふうに書けば、先生にちゃんと伝わるのか悩んだことはありませんか?

特に、子どもが小さかったり、発達や行動に特性のあるお子さんを育てるご家庭では、ちょっとした体調の変化やその日の機嫌、気になる行動など、共有しておきたいことがたくさんありますよね。けれど、「どこまで書くべき?」「どう書けば伝わる?」と迷うことも多いはず。

この記事では、保育士に想いがきちんと届く連絡ノートの書き方を、経験10年超えの現役保育士の目線からご紹介します。

書くべきこと・書かなくてもよいことの線引きもわかりやすく解説しているので迷わなくなります。

「先生との信頼関係を大事にしたい」「子どもを安心して預けたい」という方はぜひご覧ください。

保育園の連絡ノートに必ず書いてほしいこと

これらは確実に伝えてほしい連絡事項になります。口頭でも大丈夫です。

  • 親御さんの仕事のお休み
  • 土曜保育のキャンセル
  • 体調の変化
  • 子どもの心の問題、親御さんの悩み事
  • 保育士発信のエピソードに対して…

親御さんの仕事のお休み

親御さんがお仕事お休みの日でも、「夕方は少し早めにお迎えをお願いしますね」と伝えたうえで、保育園でお子さんをお預かりする園も多くなっている思います。
そんな日に、家事を片づけたり、買い物をしたり、リフレッシュの時間を持ったり――
私はそれ、とても大切なことだと思っています。
親御さんが笑顔でいることは、きっとお子さんの心の栄養になりますから。

ただ、ひとつだけお願いがあります。
「今日はお仕事がお休みです」ということを、必ずお伝えいただけたら嬉しいです。

というのも、もしお子さんの体調が急変したり、ケガをしたりしたとき、
私たちは緊急連絡先の優先順位に従って連絡をします。
1番が職場になっている場合、お休みと知らずに職場にお電話してしまい、
「今日スズキ(仮名:親御さん)は出社していません」と言われてしまうと、
連絡が遅れるうえに、園と保護者との信頼関係にも影響してしまうことがあるのです。

ご自身のためにも、お子さんの安心のためにも――
お休みの日は、その旨ひとこと添えていただけると、本当に助かります。

土曜保育のキャンセル

土曜日は、平日と違って少人数の保育士で運営している園がほとんどです。
そのため、お子さんの登園有無や登園時間によって、保育士の出勤体制も調整しています。

もし土曜保育をキャンセルされる場合は、できるだけ早めにご連絡いただけると本当に助かります。
キャンセルの連絡が早ければ、保育士が土曜日に出勤せずに済み、代休も不要になります。
そのぶん、平日はフルメンバーで保育に入れるため、人員にゆとりが生まれるのです。

可能であれば、勤務スケジュールがわかり次第、キャンセルの有無をお知らせいただけると安心です。
お子さんたちの安心・安全な保育のためにも、ご理解とご協力をお願いいたします。

▼土曜保育の詳細については、こちらの記事でもご紹介しています。

体調の変化

「休ませるほどじゃないけど、体調がいまひとつ」「夜泣きが何度かあった」「便がゆるかった」などの小さな体調の変化もぜひ教えていただけると嬉しいです。

こういった情報があるだけで、
「〇〇くん今日あまりお昼食べないね…」「あ、〇〇くん昨日ちょっと夜泣きがあったと、朝お母さんが言ってたよ。眠くてあまり食べないのかも」といったように、
お子さんの様子を保育士間で共有し、保育中の関わり方のヒントになりますし、お子さんの様子をより丁寧に見守ることができます。

たとえば「朝は便がゆるかったけど、園では普通だったな」など、
保育士は子どもの体調やちょっとした変化も日々観察しています。
小さなことでも教えていただけると、お子さんにとっても安心です😊

心の問題、悩み事

特に3歳になってからは、子どもの様子や心の問題がある時、私たちは共有し、力になれるプロっフェッショナルでありたいと思っています。そしてパパ、ママとともに子育てをするパートナーでもあります。子どもの様子がおかしいと思った時は、ぜひ相談してほしいです。

また、保育士は親御さんの子育ての悩みにも相談に乗る存在ですので、何かあれば遠慮なく教えてください!

これまで保育士として受けた相談は、一例として以下のようなものがあります。 

  • 子どもが発達障がいかもしれない 
  • 異性の子と比べ、同性の子どもを可愛く思えず当たってしまう
  • 断乳ができない  
  • 離乳食を食べず、段階が進まない etc

参考にしてください。

例えば、子どもをめちゃくちゃ怒りすぎてしまう…そんな時はこの記事も参考になるかもしれません。

保育士発信のエピソードに対して・・・

お子さんの園であった良いエピソード、可愛かった姿等を、保育士から発信することがあります。 ”見ました”のサインだけでももちろん構いませんが、ひと言、ふた言感想を書いてくださると、尚嬉しいです。

必須ではないけど…保育園の連絡ノートに書いてくれると嬉しいこと

  • お家でのかわいいエピソード
  • こんなことができるようになったよ
  • 家族とお出かけしたよ〜
  • きょうだいでこんな楽しそうにしてました

こういう”ほのぼのエピソード”は先生たちの間でも「可愛いね〜」とほっこりしますし、送迎時の話題の種になり、保護者の方と保育士が打ち解けるチャンスにもなるので、時々書いてくださると嬉しいです。

保育園の連絡ノートに書かない方がよいこと

保育園の連絡ノートは、ご家庭と園が日々の子どもの様子を共有するための大切なツール。どんどん活用してほしいです。
ただ、その中には「できれば直接お話しいただいたほうがいいな」と思う内容もあります。

たとえば――
保育園へのご意見やご要望、ちょっと気になった出来事など。
こういった内容は、文字だけで伝えると意図がうまく伝わらなかったり、誤解を生んでしまうことがあるのです。

連絡ノートに「迎えに行った時◯◯が気になりました」とだけ書かれていると、
書いた側(親御さん)のトーンが伝わらないため、必要以上に深刻にとらえてしまうことも…。

ですので、マイナスなことほど、できるだけ送迎時などに直接お話しいただけると嬉しいです。
そのほうが、園としても丁寧に受け止め、事実や保護者の想いをきちんと確認した上で対応することができます。

保護者の方の声は、私たちにとっても大切な気づきです。
だからこそ、お互いに安心してやり取りができるよう、”マイナスなことほど直接口頭で言う”を意識してもらえたらと思います。

毎日が育児日記帳

「きょうの〇〇くん」という感じで我が子のエピソードを、毎日書いてくださる方が稀にいます。時には1日数ページにわたり書く方も…

お子さんへの思いがたくさん詰まっているのはわかりますが、保育士がノートの隅々まで目を通すことは難しいです。情報共有のミスを起こさないためにも、伝えたいメッセージを簡潔にまとめていただけると助かります。

4月の慣らし保育中は連絡ノートより口頭伝達がほとんど

慣らし保育中は、初めての集団生活にドキドキしたり、お子さんのちょっとした変化に敏感になる親御さんも多いはずです。

  • うちの子は馴染めているかな?
  • 泣いてないかな?
  • どんな様子だったんだろう?



色々気になることがあると思いますが、新年度は保育士も持ち物やノートを入れ間違いなく各家庭に返すだけで精一杯になりがちなので、口頭で様子を伝えている園がほとんどかと思います。
どうかわかっていただけると有りがたいです。

まとめ:保育園の連絡ノートはポイントを押さえて簡潔に書こう

いかがでしたか?

保育園の連絡ノートを上手に書くポイントは、要点を絞ってシンプルに書くことです。もちろん、気になったことがあれば、遠慮なく書いてください。

連絡ノートは、親御さんの気持ちと私たち保育士をつなぐ大切なコミュニケーションツールです。

特に、言葉での表現が難しい年齢のお子さんの場合、日々のちょっとした変化や家庭での様子を伝えることは、園での支援にもつながります。

「子どもに安心して保育園で過ごしてほしい」という気持ちは私たち保育士も同じです。

ぜひ上手に連絡ノートをご活用ください♪

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事の感想はもちろん、

・子どものことで悩んでいる

・我が子の担任の先生には聞きづらいけど、匿名なら聞きたいこと

などありましたら、コメントやお問い合わせメッセージを遠慮なくお寄せ下さい♪

経験10年超の保育士みらいがお答えさせていただきます❤

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